➤商品ごとに賞味(消費)期限が異なるので、一つ一つチェックを!冷凍後、加熱して食べるものと、そのまま解凍して生で食べるものなど賞味(消費)期限が異なります。賞品の賞味(消費)期限はその都度確認しましょう。
➤冷凍庫を開閉する時間を極力短時間に!1度開閉することにより、冷凍庫の温度が上がってしまい、そのことにより冷凍状態が保たれない場合が生じることがあります。鮮度を衛生的に保つためにも冷凍庫開閉は素早く、そしてきょくりょく少なくすることを心がけましょう。
➤季節毎の冷蔵庫・冷凍庫の設定温度のメモリのチェックを!冷蔵・冷凍庫は季節によって、外気温の影響を受けます。その時々の気温により、庫内の温度調節をまめにしましょう。
➤1度封を開けたら、出来るだけ空気に触れないように保存を!空気が入ってしまうと、食品中の水分が袋の中に氷となって付着します。そうすると、食品内の水分が抜けてしまい、乾燥・変色(『凍結焼け』)し、味も風味も落ちてしまいます。余った冷凍食品は、いったん袋から出し、出来るだけ空気を入れないようにしてラップやフィルム等で包むか、密封容器に入れて(空気抜きをすると効果的)保存し、出来るだけ早い目に使い切りましょう。
➤肉や魚は長期保存を避け、早い目に使い切る!肉や魚は家庭用の冷蔵庫で保存をし続けると、細胞内の水分が凍って固まり、その凍結した固まりが細胞膜を破ってしまいます。これによって、解凍時に細胞内の液体が流出し、「うまみ成分」が減り、味が落ちてしまいます。出来るだけ早いうちに使い切りましょう。
➤再凍結は避けましょう!いったん凍結してしまった冷凍食品は、再び冷凍させても、暖慢凍結され(家庭用の冷凍庫では急速冷凍が出来難い)、品質が損なわれてしまいます。出来るだけ冷凍食品の再凍結は避けましょう。
➤加熱調理後の冷凍は・・・温度に要注意!加熱調理後の暖かい(熱い)ものを冷凍庫に入れてしまうと、その食材の温度自体で庫内の温度が上昇し、他の冷凍食品の品温をも上昇させ、品質を落としかねません。暖かい(熱い)ものを冷凍庫に入れる場合は、出来るだけ温度を下げ(祖熱を取る)、冷凍しやすい状態にしてからにしましょう。
➤庫内・容器等も清潔に!冷凍食品自体が衛生的であっても、その商品を保管する場所が不衛生では、商品自体にも汚染しかねません。庫内そのものや、容器をつねに清潔に保つことを心がけましょう。
➤冷凍食品は「永遠に冷凍」できるものではありません。どんな冷凍商品も必ず『賞味(消費)期限』があり、保存期限が決められています。霜焼けしたり、乾燥・変色し、凍結焼けしてミイラになってしまうまえに、冷凍庫から冷凍食品を救ってあげること、すなわち、美味しくいただくことが大切です。慌ただしい毎日の強い味方である『冷凍食品』。それを生かすも殺すも消費者自身の使い方一つにかかっているのではないでしょうか・・・。『冷凍食品』の正しい使い方(保存・解凍・調理の仕方など)を学び、冷凍食品の《メリット》を120%活用してみて下さい。